volume depletionとdehydration
医籍登録はいつまでにすべきか
合格証書が届きました
やるべきことをリストアップしてみよう
合否を分ける、臓器別「以外」の問題
第110回を終えて まとめ
記事が増えてしまったので、最後にまとめ記事を作りたいと思います。
直前講座って必要?
質問をいただきましたのでお答えしたいと思います。
「予想って当たるの?」という疑問です。
ずばりお答えします。
ナメてたら思った以上に当たるし、
期待してたら思った以上に当たらない
というのが全てだと思います。
一応、予想には当たりやすいタイプと当たりにくいタイプがあるのでその話をしようと思います。
①当たりにくいタイプ
これは、予備校の先生が「臨床で大切だからそろそろ出るはず」として毎年言っているやつです。
最近の国試は臨床重視の傾向が強いので、確かにこれがいつか出るというのは間違いありません。
ただ、それが貴方が受ける国試かはわかりません笑
あまり期待しすぎないようにしましょう。
いかんせん情報量が膨大なので、だけは気を付けましょう。
ただし、僕は結構これにお世話になりました。
孝志郎先生直前講習より、右肩放散痛
孝志郎先生直前講習より、逆耐性
当たらない当たらないと思っていたら結構当たるもんなんでしょうね、世の中。笑
②当たりやすいやつ
これは一定の根拠に基づいて出された予想です。
☆前回の国試でその片鱗が現れているもの
穂澄先生youtubeより、ITT
☆国試ガイドラインに記載されているがまだ出ていないもの
高橋先生講座より、バンコク憲章
などが当てはまります。
根拠がある分、当たりやすそうに思いますよね?
これが意外と当たらないんですよね。笑
③当たって当然のもはや予想ですらないもの
これは国試頻出テーマのことです。
「今年は大動脈弁狭窄症が出る!!」と予想している先生がいても
「知っとるわボケふざけんな金返せ!!」となりますよね?
110回も本社の模試が的中!!!みたいな宣伝文句は大抵これですね笑
④友達の予想
一番すごいのはこれです。
友達と直前に話し合っていたことって、驚くほど出るんです。
本当に。
何故かと聞かれてもわかりません。
おそらく友情パワーなんじゃないですかね(適当)
とにかく、友達は大切にしましょう。
国試関係ないですけどね。
ーーーーtake home messageーーーー
②当たったら嬉しいな!くらいのつもりで居よう
③友達を大切に
ビデオ講座徹底比較!!(比較になってない)
ビデオ講座どれにしよう…
【関西版】第110回総統閣下シリーズ
year noteは必要か
ーーーーtake home messageーーーー
第110回医師国家試験、受けてきました
国試おわったーーーーーーーーーーー!!!!!!
本当に疲れました。
本格的に国試の勉強を始めたのは6年の夏(マッチング終了後)からでしたが、たった数か月とは思えないくらい密度の濃い日々でした。
やっぱり人間って、少し何かに追われてるくらいが一番生き生きしますね。
頑張ってるからこそ、たまに飲む酒が旨いんです。
このブログでは、後輩医師たちに向けて役立つ(かもしれない)情報を公開していこうと思っています。
ブログという媒体の性質上、不特定多数の目に触れる可能性があるためあまりぶっちゃけたことは書けませんが、その分多くの後輩医師の目に触れてくれればいいなと思っています。
今日は国試を受けにいってみて感じたことを3つ、忘れない内に書き残しておこうと思います。
①臨床重視の出題傾向はどんどん加速する
これは試験中に最も強く感じたことです。
輸液の具体的な組成についてや、具体的な抗菌薬選択・起因菌想定が問われるようになったことは注目に値すると思います。(http://medu4.com/110a54/など)
このような問題は今回の国家試験では当たり前のようにバンバン問われていますが、過去問にはほとんど見当たらないため正答率が上がりきらなかったようです。
やはり回数別の研究こそが国家試験の最重要課題なのでしょう。(これに関してはまた別記事で)
輸液や抗菌薬は、これまで「国試には必要ないけど研修医になったら必要になる知識」としてよく言われていました。
それが近年、「国試に必要な知識」へと大きく変わろうとしているわけです。
出題者の先生方に臨床を重視しようという意識があったのは間違いないでしょう。
そしてこの傾向は今後もさらに続き、111回のガイドライン改訂、112回の国試改革を経て医師国家試験のメインストリームとなっていくことでしょう。
また、近年の国家試験でよく見られる「高齢者とクスリ」というテーマからの出題は相変わらず多かったように思います。
おそらく出題委員の中に老年医学や総合診療の専門家がおられ、医学生たちにポリファーマシーに対する問題意識を持たせたいという意図を持っておられるのでしょう。
こういった分野からの出題は、QBやビデオ講座といった臓器別の勉強法だけではなかなか対応できません。
やはり最重要課題は回数別の研究なのでしょう。(大事なことなので)
また、今まで以上に実習重視の出題が多く見られました。(http://medu4.com/110a8/)
これに関して、よく「実習を大切にしよう」などという非常に無責任な意見を目にします。
おかしな話です。
こちらは国試の問題を解けるようになるためにその問題集にお金を出すわけで、その問題集が
「こんな問題なんて解いても無駄だよ~。5年生のときに実習頑張ってなかったのが悪いんだよ~(ニコッ)」
って言ってきているような状況です。
相当イラッとしますよね。
そもそも実習なんて大学によってバラツキが激しいんだから、国試をその達成度のスクリーニングに利用すること自体がおかしいんです。
インスリン投与の現場を見るチャンスなんてありませんでした。
立ってるだけ、座ってるだけの実習をいくら頑張ったとしてもこのような問題には到底太刀打ちできないでしょう。
これでは国試の有利不利が、通う大学によって変わってきてしまいます。
国試を改革する前に日本の医学教育全体を改革するのが先だろう、と思います。
②臨床は本番で下がる。一般は上がる。
国試はせん妄のリスクファクターです。
せん妄とは意識障害そのものですから、このような状況で自分の判断力が正常だとは思ってはいけません。
なので、臨床の点数は必ず下がると思った方が良いです。
実際私も臨床がかなり下がりました。
一方で、一般は純粋な知識問題ですから、最後の冬模試以降も大きく上がる可能性を秘めています。
お分かりかと思いますが私が言いたいのは、秋頃までは回数別を通して診断力・思考力を磨いておくことを勉強の中心に据えるべきだ、ということです。
③驚くほどメンタルがやられる
直前の模試でもかなり余裕のある結果を得ていましたし、元から自分のメンタルは強い方だと思っていました。
それでも試験直前は言い様のない恐怖と心臓がバクバク鳴るような不安感に押しつぶされそうになりました。
そんなときに助けになったのは友達の存在だったと思います。
勉強環境についてはそれぞれの好みというものがあるでしょう。
ですが私は、友達と一緒に勉強することを自信を持ってお勧めします。
メンタル面は前述の通りですが、知識面でも本当に助けになりました。
他人と話し合いながら勉強していると、自分が全く意識していなかった着眼点や考え方がどんどん流れ込んでくるのです。
そしてそれが驚くほど試験に出ます。
1人で勉強していたら絶対に取れなかったであろう問題は数えきれません。
私にとっての予想的中MVPは、三苫先生でも孝志郎先生でもなく、勉強仲間です。
以上で本記事は終了しますが、まだまだ書ききれていないこと、後輩たちに伝えたいことがたくさんありますので、しばらくこのブログは続けたいと思います。
読んでくださってありがとうございました。
最後に今回の話の参考として私の成績表を載せておこうと思います。
冬メック
↓一か月半後
本番
やっぱり臨床下がってますね。笑
ただ、一般の点数は知識量に依存しますから、最後まで上がり続けます。
諦めず勉強すれば必ず何とかなります。
頑張ってください。
ーーーーtake home messageーーーー
①回数別を研究し出題者の意図、出題傾向をつかもう
②国試はメンタルとの戦い
③友達を大切に
プロブレム別診療マネジメントチャート50
卒業旅行に持って行く1冊を決めました。
回数別を全力で解く勉強
ーーーーtake home messageーーーー
QBは必要か
(最初に断っておきますが、あくまで勉強法は人それぞれです。自分に合った方法を探しましょう)