合否を分ける、臓器別「以外」の問題
国が総合診療医・家庭医の数を増やし、従来の過度な専門分化を改めていこうとしているのは周知の事実かと思います。
国試にもその傾向は如実に表れています。
こちらをご覧ください。
穂澄先生による110回国試の分析です。
もちろん注目すべき点は、老年医学からの出題数の著明な増加です。
110回にも、高齢者の嚥下機能やポリファーマシーといった、いかにも「家庭医学」という問題が多く見られました。
僕も試験中、「これ何科の問題や?」と何度も思いました。
いえ、そもそも「これは○○科、これは□□科」という考え自体が古いのかもしれません。
来年には4年ぶりのガイドライン改訂があります。
また、112回からは国試が400問2日間に減少します。
臓器別の勉強だけでは国試に対応できなくなる時代は、もう目の前にまで迫っているのです。
ーーーーtake home messageーーーー
国試の対策は、臓器別に分かれていない回数別を中心に